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『日本沈没』
感動度 06/07/15公開 (公式サイト)
娯楽度 満足度 【監督】樋口真嗣 【脚本】加藤正人 【原作】小松左京(小学館刊) 【出演】 草剛/柴咲コウ/及川光博/國村隼/石坂浩二/豊川悦司/大地真央/福田麻由子/吉田日出子/柄本明/佐藤江梨子/ピエール瀧/矢島健一/和久井映見/前田愛/遠藤憲一/富野由悠季/福井晴敏/庵野秀明/長山藍子/六平直政/木村多江/津田寛治 <ストーリー> 日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇《わだつみ6500》のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士・田所の指揮の下、深海調査に参加。その結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知る。総理大臣・山本は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心引かれるのだった…。(goo映画より) ♪ポチっと1クリックしてね♪ <感想> やっと観てきました『日本沈没』。公開して一週間以上経つのにまだまだお客さんは多いですね。僕が行っている劇場は普通の映画なら20人前後しかお客さんはいないんですけど、この映画は半分くらいは埋まってました。こんなのは『ダ・ヴィンチ・コード』『海猿2』以来じゃないでしょうか。ということは全国的にも好調なんでしょうね。 この映画を観て阪神大震災など大きな地震を体験した人はどんな感想を持つんでしょう?その辺はすごく気になります。僕自身は、4,5年前に広島で、去年福岡で震度5くらいの地震を体験しましたけど、あまり被害は出なかったんですよね。ただ広島で地震があった時は7階の窓際にいて、窓から投げ出されるんじゃないかというくらいの恐怖を感じました。テレビや食器が落ちたくらいだったので大したことはなかったんですが、地震って怖いものなんだというのを実感しました。 実はこの映画はプレミア試写会が当たっていましたが行けませんでした(涙)。この映画はなるべく試写会で観たかったんですけどね。正直、あまり期待しておらず、映画館に行くほどでもないかなと。。どうしてもこういう映画はリアリティを追求してしまいます。ドラマの部分は有り得ないことがあっても気にならないんですけど(草くんが色んなところに現れたりw)、社会情勢や地震の被害なんかはシリアスに描いてほしい。映画を観た後に「本当にこんな地震が起きたらどうしよう?」と怖くなるような映画であってほしいんです。でも日本映画ってお金をかけた大作ほどいろんなところへの配慮から中途半端に描かれてしまいます。結局「あら?」と思ってしまうものが多いので、「今回も合わないんだろうなぁ。」と勝手に予想してました。 さすが樋口監督だけあって迫力のある映像だったのですが、やっぱり緊迫感があまりないんですよね。火山が噴火したり、津波が襲ったり、高層ビルも崩れたりしているんだけど、どこか別世界で起きている事のように感じてしまいます。何千万人という人が死んでいるのに、肌にヒシヒシと伝わってこないんです。上空からの国土の映像じゃなくて、もっと身近の被害も見せて欲しかったです。政府内もどこかのんびりしているし、避難所も実際はもっとピリピリした雰囲気じゃないでしょうか。。 あれだけ火山が噴火していたらどこの飛行場も使用できなくなるんでしょうね。でも何度も津波が来ているのに海から脱出はありえない気がしました。それにあの函館の人たちは何故のんきに海沿いにいたのだろう(笑)。それに今の時代だったら早い時期に海外からの援助や救出が来ると思いますけど。まぁ、話を広げすぎたら収集がつかなくなりそうですから、しょうがないのかもしれませんね。 かなりダメだしをしましたが、部分部分では感動もしましたよ。冒頭の石坂浩二のセリフなんかジーンときました。特別出演なのに最初から登場シーンが多いと思っていたら、あんな結果になっちゃったんですね。髪型は小泉さんを意識してましたけど(笑)、国民のことを想ってくれる総理でしたね。 そしてミッチーにも涙(TmT) 最近素敵な役が多いですね。結局失敗しちゃいましたけど、成功したとしても生きて帰れなかったんですよね。。もし自分だったらと考えると、とてもそんな覚悟はできないと思いました。 でも草くんまで自ら犠牲になって国を救うとは予想していませんでした。そんなに日本に思い入れがなさそうな感じだったのにイキナリ覚悟を決めたんですねΣ(・ω・ノ)ノ!イキナリと言えば柴咲コウといつの間にそんな仲に!?最初から付き合っているという設定でも良かったような。。 日本の資産が流出した後の海外諸国の対応や日本国民の行動など描いて欲しい場面はたくさんあったんですけど、物足りない印象でした。総理や大臣のセリフに興味深い話も多少でてきたんですけどね。 まぁ、ツッコミどころは満載でドラマ部分も不必要なシーンは多いですが映像的に見応えはあったかな。邦画でこのクラスの大作ってなかなかないので興味があればご覧になってみてください。 ♪ポチっとお願いします♪ |
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確かにツッコミどころは多かったですね(笑)あたしは見てる途中で、もう細かいところは気にしないことにしました(笑)
てか「九州沈没」のチラシもあったんですね!これ主要都市の分は全部あるんですかね〜?(^^)
ね〜、地震怖いですよね。
体験して初めて「地震、雷、火事、親父」で
地震が1位の理由が分かりました(。-_-。 )ナルホド
細かいところを気にしなければ観れたんだけど
気になっちゃいました(苦笑)
九州があるってことは全国ありそうだよね〜
地元には東京と九州しかなかった(ノ△・。)
私はどうもクサナギくんに感情移入できず、それなりに感動はしたのですが、お金出してまでは観たくない映画でした(^^;
ミッチーはオイシイ役でしたね〜
TB、ありがとうございました(^^)
実は私も、この映画を観ながら、
「阪神淡路大震災を経験した人が観たら、どう思うだろう。」
そんな事を考えていました。
柴崎コウ演じる玲子が、
「10年前に私は神戸で大震災にあって…」
という言葉を度々出していましたよね。
私には、その言葉に対する「重み」みたいなモノが、
全く感じられませんでした。
ただ、映画をドラマチックに見せたい為だけに、
玲子の役柄設定の「ネタ」として使っていただけで、
玲子の発する言葉が、とても軽薄なモノに感じられたのです。
私は、幸いにして大きな地震の被害に合った事はありませんが、
もしも、自分が震災にあっていて、
自分ひとりが残され、家族が亡くなってしまっていたら…
玲子みたく、心の傷跡について、あんな状況の中、
ベラベラ話せるモノなのでしょうかね?
まぁ、所詮、娯楽映画なのだから、
そんな事を考える必要は全くないのかもしれませんけどね♪
こんにちは♪
感動させるためにももうちょっとハラハラさせて
欲しかったです。。
大作日本映画って緊張感を出すのが苦手ですよね〜
でも迫力はあるので劇場で観ておくべき作品ではありますね。
こんにちは。
こちらこそコメントありがとうございます!
僕もテクテクさんと同様に阪神大震災をネタとして
利用しているだけに見えたんですよね。
ああいう災害を体験したからこそ娯楽作品ではなく
名作として残るような映画を作ってもらいたかったです。
こーいちさんプレミア当たってたんですか?!勿体無い・・・(^^;)(汗
火山や大津波で街が破壊されたりするシーンは迫力がありましたけど、逆に違和感ありまくりなシーンもあったんですよねー。
小野寺の実家やその近辺が綺麗過ぎるほど無傷だったのもその1つだし、字幕付きで『この付近はまだ被害が少ない』とか入れちゃって何だかなー・・・とか思っちゃって・・・(汗
※話反れますけど、去年の富士山の頂上付近には前例が無いほど雪の量が少なかったとか?
富士山もそろそろどっかーんなんでしょうかね?(汗
そうなんです。リアリティを追求してしまいます。人間ドラマを完全に排除して、ドキュメンタリーにしてしまったら、どうなるだろう。そんなニュース的な「日本沈没」も観てみたいと思いました。 冨田弘嗣
こんにちは♪
こちらこそありがとうございます!
そうなんですよ、当たっていたってのに行けなくて(涙)
主要キャラの周りにはあまり被害がなくて違和感を
感じちゃいますよね〜
CGはすごかったんですけどね。。
富士山もかなり噴火してないから実はヤバイらしいですね。。
あんな大きな山が噴火したら・・・。
大きな地震も起こったりするんでしょうか。。
不安です。
こんにちは♪
いつもありがとうございます!
やっぱりリアリティが欲しいですよね〜
僕ももっとドキュメントっぽくして欲しかったです。
やっぱりそういうのだとウケが悪いんでしょうね。。
でもあなたの感想をおうかがいしていると、前作とそう大きな違いが内容に思います。特撮などは、たぶん今回の方がすごいとは思います。小松左京の小説を映画にするのはとても難しいと思いますよ、日本人の何千万人を難民として受けさせるなんて、どう映像で表現できるでしょう。
こんばんは♪
僕は前作を観ていないのですが、噂によると
前作は「地震が起こって国土を失う日本人がどう考えどう行動するか」
に焦点が当てられていているんですよね?
今作は極端に言うと地震をスパイスに使ったラブストーリーでした。
せっかくCGの技術も進んだのだからシビアに作って欲しかった
っていうのが僕の感想でした。
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