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『ユナイテッド93』
感動度 2006/08/12公開 (公式サイト)
衝撃度 緊張感 満足度 【監督】ポール・グリーングラス 【脚本】ポール・グリーングラス 【出演】 ハリド・アブダラ/ポリー・アダムス/オパル・アラディン/ルイス・アルサマリ/デヴィッド・アラン・ブッシェ/リチャード・ベキンス/スターラ・ベンフォード/オマー・バーデゥニ/スーザン・ブロンマート/レイ・チャールソン/クリスチャン・クレメンソン/ライザ・コロン・ザヤス/ゲイリー・コモック/ローナ・ダラス/デニー・ディロン/トリエスト・デュン/トリッシュ・ゲイツ/ケイト・ジェニングス・グラント/ジェイミー・ハーディング/ピーター・ハーマン/タラ・ヒューゴ/マルセリーヌ・ヒューゴ/シェエン・ジャクソン/ジョー・ジャムログ/コーリイ・ジョンソン/J・J・ジョンソン/マサト・カモ/ベッキー・ロンドン/ピーター・マリンカー/ジョディー・リン・マクリントック/ナンシー・マクダニル/リビー・モリス/トム・オルーク/サイモン・ポーランド/デヴィッド・ラッシュ/エリック・レッドマン/マイケル・J・レイノルズ/ジョン・ロスマン/ダニエル・サウリ/レベッカ・スカル/クロー・シレーン/オリヴィア・サールビー/チップ・ジエン/レイ・ジンマーマン <ストーリー> 2001年9月11日。ニューアークの空港は、朝の喧騒に包まれていた。離陸の準備を整えたユナイテッド航空93便は、40名の乗客を乗せ、サンフランシスコへ飛び立つ。その直後、ワールド・トレード・センターに2機の民間機が激突した。その頃、ユナイテッド93便の機内でも、テロリストが爆弾を持って操縦室を制圧。機内は混乱に陥るが、地上で起こっている事態を知った乗客と乗員たちは、わずかな武器を手に立ち上がった…。(goo映画より) ⇒予告編はこちら ♪まずポチっと1クリック♪ <感想> ヤバイくらい衝撃的な映画でした・・・ この映画はとても楽しみにしていた映画でした。「9.11 米国同時多発テロ事件」はリアルタイムでテレビで見ていました。最初は事故だと思っていましたが、2機目の飛行機がビルに突っ込んだときは衝撃と得体の知れない恐怖を感じたのを覚えています。当時は大学の夏休みで留学のためアメリカに行っていた友達もいたので、情報が知りたくて朝までずっとニュースを見ていました。 けれどもやはり対岸の火事だと思っていたところはあったんでしょうね。あれほど衝撃を受けたのに、たった5年という月日で僕の記憶はぼんやりしたものになっていました。でもアメリカ国民や遺族の方はこの年月では到底傷が癒えることはないですよね。。ちゃんと正面から向き合うこと自体辛いと思うんですけど、この映画では管制官などはご本人が演じていました。エンドロールにたくさんあった「as himself」という文字に驚かされました。 この映画は面白いとか楽しいとかいう映画ではないです。でも事実を基にした作品なのでとにかく衝撃的でした。墜落した4機のうち目的に到達しなかった飛行機の存在はニュースなどで知っていたし、それが乗客の勇敢な行動によるものかもしれないというのも知っていました(色んな疑惑はありますけど)。ニュースを見ながら抵抗する乗客の姿を思い描いたこともありますが、やはり実際に映像で観ると全然違いますね。ずっと涙が止まらなかったです。悲しいとか辛いというのではなくて、圧倒的な衝撃が心のキャパシティーを越えちゃった感じでした。すごく息苦しくなって、何度も何度も深呼吸をしながら観ました。 ストーリーは当然フィクションですが、まるで記録ビデオを観ているようにリアルに再現されています。いつもと変わらない日常の中でこんな悲惨な事件が起きたということを改めて思い知らさせられます。ある人はビジネスで、ある人は旅行で、たまたまこの飛行機に乗ってしまっただけ。当然この飛行機が目的地に到着しないなんて夢にも思わない。。彼らの悲惨な顛末を知っているのでもどかしくて辛かったですが、息を呑んで見届けました。 管制塔の人達の反応や対応はとてもリアルに感じました。本人達が出演しているから実際あんな感じだったのでしょうね。「ハイジャックなんて何年ぶり」というセリフもありましたが、誰もがハイジャックだとは思わないし、何の要求もせずにビルに突っ込むようなテロ事件になるとも思ってないんですよね。管制塔と軍部は情報が錯綜して混乱状態。危機管理には抜かりがないと思っていたアメリカの当時の実情には驚かされました。 当然飛行機の中も大混乱だったのですが、乗客は犯人の目を盗んで地上に電話し情報を集めます。そこで単なるハイジャック犯じゃないことを知り、このままでは自分たちが無事地上に下りられないことが分かります。そこからは熱湯や消火器など武器になりそうなものを集め反乱を起こします。この乗客の判断はすごく冷静だし、勇敢ですよね。僕だったら犯人を怒らせないように静かにしていると思います(汗)。それにもし突撃するにしても先頭になる人は犠牲になる可能性が高いから誰も行きたがらないですよね。やっぱりああいう極限状態になるとできるものなんでしょうか。 だから先頭で突っ込んでいった人にすごく感動したし、生きようとする人間の強さを感じました。 この映画を見る前に一番気がかりだったのは「アメリカ寄りの映画だったら嫌だなぁ」ということでした。でも実際は全くフラットな立場で描かれていたので安心しました。犯人でさえ完全な悪者として描かれている訳ではなくて、人間らしさも感じました。もちろんテロは絶対に許してはいけない。でも自爆テロをさせるほどアメリカが追い込んだところもあるのではないか、と色々考えさせられました。今のイスラエルの紛争もそうですけど、やっぱり腑に落ちない部分はありますよね。 終始息詰まる展開で全く休むことができませんでした。この臨場感と緊張感は半端じゃないです。決して娯楽作品ではないですが、ぜひ観ておくべき作品だと思います。 ♪ポチっとお願いします♪ |
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私も観ていて息苦しくなりました。
ニュースでは伝わってこなかったこの事件の本当の恐ろしさや悲しさが伝わってきて「何でこんなことが起きたんだろう?」と何度も思いました。
起こってしまった今出来ることといえば風化させないこと忘れないことだと思います。
あのビルの映像、やはり自分は何度見ても慣れませんね。事件当時ニュースで見た映像とは言え自分もかなり衝撃を受けたのを今でも覚えています。ですがアメリカの人たちはもっとショックを受けたんですよね。この映画を観て改めて思いました。
93便の出来事を描いた特番をテレビで見た事がありますけど、本作と比べると凄い差・・
管制官たちが本人役で出演したりと、徹底したリアリティが強調されていたので、緊張感なども良く描いていましたね。
とてつもない緊迫感に僕は途中でお腹痛くなりました。
それくらい衝撃的な作品でした。
娯楽として映画を観るのもいいけれど、こういう作品も絶対に観るべきだと思いました
こんにちは♪
やっぱり息苦しくなりますよね〜
こういうのをリアルに映像にして記憶に残しておくべきですよね。
歴史に残る作品になるかもしれないですね。
こんばんは♪
あのビルの映像は想像を超えてますよね。
あの映像を観るだけで涙が出てきます。。
この映画の臨場感はすごいですよね。
思想や思惑を含まずに作られているところが良かったんでしょうね。
心に残る作品でした。
こんばんは。
緊迫感は凄まじかったですよね。
苦しくてしょうがなかったです。。
娯楽作品じゃないですけど是非観てほしいですね。
コメントとトラックバックを失礼致します。
現実的に描いたこの作品は、心に強く迫る仕上りであり、9.11事件を起こすに至った歴史や背景をもっと考えるきっかけとなる、今最も観るべき重要な一本であると思います。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
こんばんは。
TB&コメントありがとうございます!
実際に起きたという事実が緊迫感を強めますよね。
ほんと観ておくべきですよね。
こちらこそお邪魔させてもらいますね☆
あら、まだこの記事にはTBさせていただいていませんでしたか?
どちらに肩入れする事もなくフラットな立場で事件を見つめていたのが好感が持てた原因だと思います。
5年経ってもあの映像は震えが来るほど恐ろしいですね。
二度とこういうことが起きませんように。
こんばんは。
TB&コメントありがとうございます♪
最近忙しくてTBできてなかったのでまとめてさせてもらいました☆
そうなんですよね〜
多分アメリカよりの視点で描かれていたらこんなに
感情移入できなかったと思います。
この後公開される「ワールドトレード〜」はちょっと不安です。。
ほんと2度とこんな悲惨な事件が起きてほしくないですね。
そうですね、かなり臨場感溢れる映画でしたよね。乗客のような気持ちになってくるところはありますよね。
でもなんだろう。私はこれを現実として受け止めて見れなかった。一緒にいった友人も結構この映画よかったといってましたが、それは実際あった事件として見てるからなんですよね、だから衝撃を受けるんだろうなーと思います。
こんにちは。
こちらこそありがとうございます!
この映画は現実に起こったことという事実が強力な
スパイスになっていますよね。
もし実際に起こったことではなかったらこんなに
入り込まなかったと思うし感想も全く変わると思います。
事実だからこそ衝撃を受ける映画ですね。
ブログにTBありがとうございました。
結構衝撃的な映画でした。
ブログにも掲載されていらっしゃいますが、あの写真の映像をテレビで見たときには、言葉を失いました。
あの事件を忘れないためにも、この映画は、多くの人に見てもらいたいですね。
こんにちは♪
こちらこそコメントありがとうございました!
ほんと衝撃的な映画でしたよね。
満足度は満点でしたがエンターテイメントとしてじゃないですし
満足度を付けていいのかも迷いました。
あの悲惨な事件を忘れないためにも映画になって
良かったなと思いました。
こーいち様も書かれておられる様に、世界貿易センタービルに旅客機が突っ込むシーンをTVでリアルタイムに見た時は、こんな恐ろしい事が起こってしまったのか・・・という衝撃に打ちのめされた筈なのに、5年目を迎え様としている今、自分の中でその衝撃度が薄まっている事に愕然としました。忘れてはいけない記憶の筈なのに・・・。
ドキュメンタリー・タッチで淡々と描かれていた事が、却ってこの事件に関わってしまった者達の心の動きを如実に浮かび上がらせたし、その恐ろしさと遣り切れなさがひしひしと伝わって来ましたね。
これからも何卒宜しく御願い致します。
こんばんは。
こちらこそコメントありがとうございます!
いや〜、うまいコメントですね。
僕が言いたかった事をきれいに簡潔に表現されていて。
このコメントを貼り付けたいくらいです。
こちらこそ今後もよろしくお願いします。
お気に入りに登録させて頂きますね☆
こういう映画はレビューを書くのが難しくて、昨日は仕事が忙しかった事もあり、レビュー書くのをサポっちゃいました(苦笑)。
何もしなくて助かるならば、じっとしてると思いますが、この状況ならば、私は闘いたいと思います。
ってエラそうに言っても、実際動けるか分かりませんけどー(汗)。
この映画、見るのは辛かったけど、見てよかったと思います。
私はこのテロの数日前までN.Yに観光で行っていたので、友人から「帰ってきてるよね!?」というメールをいくつももらいました。
あのビルにも行っていたので、衝撃がより一層大きかったですね。
勇敢ですね〜。
僕は宗教がからんでると思わないから何とか丸め込もうとして
無駄な抵抗をせず、墜落していると思います。。
自分に置き換えて考えてみると、あの乗客たちの
決断はすごいなと痛感させられます。
hi-chanさん、テロの数日前までN.Yにいたんですか!?
だったら衝撃も僕たちの比じゃないでしょうね。
本当に無事で良かったです。
でもそうやって無関係な人達が巻き込まれるんですよね。。
テロは絶対に許せないです!!
主張せず、淡々と事実関係だけで撮った。だからこそよけい、きつい映画でした。
あたしもずっと、硬直していました。顔までしかめっ面で、、、
またよろしくお願いしますね。
こんばんは。
こちらこそコメントありがとうございます!
そう、主張が含まれてなくて淡々と観察するような感じなんですよね。
きついけど、観ておかなければいけない映画ですよね。
こちらこそよろしくお願いします♪
僕は結末を知っている分余計にハラハラして観ていました。
主役はいないですが全体の緊迫感が伝わってきてドキドキしっぱなしでした。
僕も特攻隊の姿を思い浮かべました。
でもいくら自分たちの平和を守るためとはいえ
他人の命を巻き込むのは絶対に許せないです。
僕も自分だったらと考えると「ありがとう」という言葉に
なると思いました。
素敵な日本語ですよね。
こんばんは。
こちらこそコメントありがとうございます!
今回は返信が遅くなりました(苦笑)
僕も映画を観ている感じではなかったです。
タイムスリップして事実を見ているようでした。
震えが止まらなかったです(>_<;)
この作品を観て、米国の航空管理の異常さや、軍隊の
連携の悪さなどが分かりました。
なにかあってからでは遅いのですが、歴史とは多くの人の犠牲を強いるものなのでしょうか。
こんばんは。
TB&コメントありがとうございます!
あのアメリカでもこんなに混乱があったんだと
この作品を観て驚かされました。
どうしてこんな犠牲を出さなければいけないのかと
悲しい気持ちになりました。
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!