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『男たちの大和/YAMATO』
感動度 2005/12/17公開 (公式サイト)
泣き度 迫力度 満足度 【監督】佐藤純彌 【脚本】佐藤純彌 【音楽】 久石譲 【主題歌】長渕剛 『CLOSE YOUR EYES』 【原作】辺見じゅん 『決定版 男たちの大和』(ハルキ文庫刊) 【出演】 反町隆史/中村獅童/鈴木京香/松山ケンイチ/渡辺大/内野謙太/崎本大海/橋爪遼/山田純大/高岡建治/高知東生/平山広行/森宮隆/金児憲史/長嶋一茂/蒼井優/高畑淳子/余貴美子/池松壮亮/井川比佐志/勝野洋/野崎海太郎/春田純一/本田博太郎/林隆三/寺島しのぶ/白石加代子/奥田瑛二/渡哲也/仲代達矢 <ストーリー> 昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾(松山ケンイチ)たちは、憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を下される。(goo映画より) ≪予告編≫ ♪まずポチっと1クリック♪ DVD サントラ 原作 <感想> いや〜、これは良かったです。今までの邦画の大作って個人的には外れが多いんですよね。せっかく臨場感のある場面なのに安っぽい恋愛ドラマが入れられたりして、一気に興醒めすることがよくありました。でもこの作品はなかなか評判が良かったので期待していました。だから劇場で観るつもりだったのですが、都合がつかずDVD観賞となってしまいました。無理してでも観ておけば良かったと今さら後悔しましたよ( ̄Д ̄;) どこかで再上映やらないかな。。 主役は反町隆史と中村獅童になっていますけど、話は少年時代の神尾(松山ケンイチ)を中心とした群像劇でした。人数が多かったので145分という時間では短かく、それぞれのエピソードが弱かったように感じました。それでもしっかりと要所は押さえていて、それぞれの家族や友人、恋人に対する想いが痛いほど伝わってきました。 劇中では印象的なセリフが多かったんですけど、特に長嶋一茂演じる臼淵大尉のセリフは印象的でした。彼は意外と演技もうまくて映画を引き締めていましたね。「武士道」と「士道」の話や「敗れて目覚める」という話は胸に響きました。「敗れて目覚める」というのは残酷すぎる言葉です。時代を進めるために数え切れない人々が犠牲になり、今を生きる人々に繋いできてるというのを改めて思い知らされました。すごくデリケートな問題なので表現が難しいのですが、やっぱり前線で戦っていた多くの人々は国内の家族や友人を守るために戦ったんだと思います。そんな人々の想いの上で生きている我々が彼らの想いに応えることができているのか、・・考えさせられました。 「国と国との戦いの中で一個人の死の意味を問うとは 思い上がりも甚だしい!」 というセリフもありましたけど、悲しい言葉ですよね。国家の立場から見れば前線で死んでいく兵士は数字でしかないのかもしれないけど、その兵士一人一人にも名前があって人生があって家族がいる。それなのに自分の死に意味を見出せないなんて辛すぎます(涙)。。 それまで僕は「戦艦大和」という名前しか知りませんでした。「宇宙戦艦大和」のモデルになった船があるらしいというくらいの知識しかなく、どこで戦ってどのくらいの犠牲が出たかなど全く知りませんでした。だから当然「大和」に思いを馳せたことは一度もありません。こういう戦争の歴史を知らずに普通に生きてきた自分が情けなくて、犠牲になった人に対して申し訳ない気持ちで一杯になりました。アジア諸国にしたことも含めて、戦争で何があったかをもっと学校の授業でも教えるべきですよね。そこから何かを学ばなければ、死んだ人達は絶対に報われない。僕たちが何かを学ぶことが彼らの死の意味になるのだと思います。 終盤の戦闘シーンは圧巻でした。邦画でこんなに迫力のある映像は観たことがないです。普通の邦画だとこういう場面で迫力がなくて白けてしまいますが、今回は圧倒させられました。空から降り注ぐ弾丸で辺りは仲間の血が飛び散る。地獄絵図とはこういうことをいうのでしょうね。。いくら世界最強の戦艦と言われていても戦闘機の機動力と圧倒的な物量に全く成す術はありませんでした。 出演者はみんな良かったです。反町隆史さんの優しい先輩も素敵だったし、中村獅童さんの迫力があって情の深い先輩も格好良かったです。猛者とはこういう人を言うでしょうね。松山ケンイチ君も蒼井優ちゃんもうまかったです。個人的に感動したのが序盤の枕崎の場面。みんな鹿児島弁がうますぎ(笑)。僕の祖父母が鹿児島人なので多少分かるのですが、独特のイントネーションがしっかり使いこなされていてビックリしました(ノ*゚▽゚)ノ ウォォォォォン 作り手の想いが伝わってくる素晴らしい作品でした。長渕剛さんの歌もすごく良かったです。場面転換が早くて余韻に浸りにくいのというのが多少不満でしたが、作品の評価が下がる程でもなかったです。多くの人に観て欲しいし、考えて欲しい作品でした。本当にオススメです。 ♪ポチっとお願いします♪ |
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みんな、若くして、乗船していますよね。
一茂演じた臼淵大尉にしても、まだ当時20代ですよね。多くは、20歳前後。考えさせられますね。
この作品を観て、彼に対する見方が変わりました。
日本映画界に必要な、若手俳優だなぁ・・・(大げさかな?)って、思いました。
「神童」も楽しみです!
去年観た戦争映画の中では自分もこれは一番ですね。全国各地でロングランされていただけあって、やはり素晴らしい大作です。
俳優・女優陣が流す悲痛の涙が劇中で特に胸を打たれたんですよね。仲代達矢の男泣きには涙を誘われましたよ・・(ブワッ
一茂が言っていた台詞は印象に残りますよね。
国のために家族のために戦って亡くなっていった方たちの気持はどんなに想像しても解らないかも知れませんがとにかくこういう戦争はもう二度とあってはいけないんだって改めて思った映画でした。
それが国を守ることになり、
自分たちの帰る場所を守ることになる。
ただそれだけのために戦いに身を投じた若者たちに
それ以外選択の余地がなかった時代。
その時代を生き抜いたひとは
生き残ったことにさえもどこか後ろめたさを感じながら
国を復興させていった。
あの映画を見に来たお年寄りの涙の深さまでは
戦争を知らないうちらがどこまで
理解できるかわからないけれど、
それでもせめてあの悲惨な状況を
繰り返さないことくらいは約束しないと・・・。
などどマジに思った次第です。
(いつもと違うコメント〜?)
映画中は目幅で涙を流し続け、見終わった後の第一声が「つ、疲れた・・・」でした(^^;
見ておいて良かったなと心から思った作品でしたが、まさかここまで大ヒットするとは思わず、びっくりしました。
松山ケンイチくんの演技がとても良かったです。「デスノート」ではまた違った演技を見せてくれてますしね。
こんばんは♪
コメントありがとうございます!
一茂も20代なんですね!?
20歳前後の青年にあんな作戦を決行させるなんて。。
今で言えばまだ少年ですよね。
ほんと考えさせられました。
TBの時間的に空さんかなと思ったんですけど
違っていたらゴメンナサイ。。
松山ケンイチくんいいですよね。
Lも凄く良かったし楽しみな俳優さんですw
「神童」は知らなかったので調べてみたら
結構面白そうですね!
こちらも楽しみにしておきます♪
こんばんは。
ほんと良かったですね〜
ロングランしてたから観に行けばよかったです(涙)
右寄りの映画だろうなと思ってDVD待っちゃいました。。
すごく心に響く映画でした。
こういう大作ってなんだか鼻に付くものも多いのですが、これは原作が良いのか脚本が良いのか、とても見応えがありました。
俳優さんたちも良かったですよね。
意外だったのは一茂!(笑)
セリフも多くて重要な役でとても印象に残っています。
こんばんは。
コメントありがとうございます!
意外と(笑)一茂いいんですよね〜。
セリフも良かったし役得でしたw
なかなか戦争のことを振り返ることがないので、
戦争のことを考えるいい機会でした。
絶対に戦争はいけないと改めて思ったし、
国のために犠牲になった人々に素直に感謝できない
現在の日本に違和感を感じました。
あらゆることを先送りにしてるから歪んでしまうんですよね。。
すごい時代ですよね。。
死ぬ事が守るための希望で、生き残ることは許されない時代。。
Agehaさんのレビューに書かれてましたけど憲法についても
考えさせられました。
僕は「拡大解釈するくらいなら改憲すれば」くらいにしか
考えてませんでしたが、最近は今の憲法は守らないとと思い始めました。
ちょっとした海外派遣でもイチイチ議論するくらい慎重にならないと
ドンドン進んじゃいそうですよね。
絶対戦争はいけないと思いました。
こんばんは。
いいなぁ、ジャパンプレミア!
僕は今だと反町さんを見るだけで泣けますよ(笑)
ホントに良かったです〜。
あれだけ大掛かりなセットを作ったりしていると
俳優も入り込んで演技できたでしょうね。
俳優陣の気持ちが伝わってくる映画でしたw
この大作は良かったですよね。
これからの邦画の大作もこの調子で頑張ってほしいですw
一茂は良かったですよね〜
ほんと意外(笑)
アンチ巨人なんですけど、一茂の好感度は上がりましたw
リンクとTBありがとうございました!!
「男たちの大和」は、一回目に観たとき、泣きすぎて大変でした・・・。(映画館内のお客さんも、ほどんど泣いていたので恥ずかしくなかったですが)
で、落ち着いて観たかったので、上映期間終了間際に、もう一度観に行ったのですが、やっぱり泣いてしまいました・・・。
結局DVDを購入して、またボロ泣きなのですが、とてもよい作品だったと思います。
戦争映画にありがちな極端な「残虐さ」はあまり感じられませんでしたし、ありきたりな反戦モノになっていなかったのも好感度が高かったです。
何よりも・・・たった15歳の少年達が、あのように戦って散っていった事実に呆然としました。
(余談ですが、蒼井優ちゃんの広島弁がツボでした♪「フラガール」を観たとき、お下げ髪を見て「おぉ〜!」って思ったのですが、方言が・・・w)
こんにちは♪
これ良かったですよね〜。
僕も映画館で観てからDVD買うかもしれません。
また観たくなる映画ですよね。
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