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『ルート225』
不思議 2006/03/11公開 (公式サイト)
青春度 満足度 【監督】中村義洋 【脚本】林民夫 【原作】藤野千夜 『ルート225』(理論社/新潮文庫刊) 【出演】 多部未華子/岩田力/崔洋一/梅沢昌代/田中要次/石田えり/嶋田久作/石原裕太/小南千明/枚田菜々子/市川春樹/小笠原翼 <ストーリー> ある日、14歳のエリ子(多部未華子)は1つ年下の弟ダイゴ(岩田力)と一緒に家に帰る途中、周りの風景が微妙に違っていることに気づく。それでもなんとか家にたどり着いた2人だったが、そこに両親の姿はなかった。やがて、ここが別の世界だと確信するエリ子。両親がいないこと以外はあまり変わらないものの、明らかにパラレルワールドに迷い込んでしまったエリ子とダイゴ。そして、不思議なテレカだけが、元の世界の母と交信できる唯一の手段だった。しかし度数はどんどん減っていく。はたしてエリ子とダイゴは元の世界に戻れるのか?(allcinema ONLINEより) ♪まずポチっと1クリック♪ DVD 原作 <感想> 『夜のピクニック』 、『HINOKIO』の多部未華子ちゃん主演。姉と弟の兄弟愛を描いたファンタジーのようで、公開されることをずっと楽しみにしていました。でも福岡では上映されず結局DVD観賞となりました(涙)。 実際に観てみると、期待していたほど楽しめませんでした。。ファンタジーではあったのですが、掴みどころがなくて消化不良のまま終わってしまいました。伝えたいことも分かるのですが、中途半端なものが多くて疑問がたくさん残ってしまいました。解説を見ると「思春期の不安や孤独、生きることの不条理、不確かな現実を描こうとしている」らしく、わざといくつも謎を残したようですが、逆に分かりにくくなったように思います。「クマノイさん」は生き返って現れたのだから明らかに重要人物であるはずなのに、結局存在意義が分かりませんでした(苦笑)。何がなんだか分からない世界を作ろうと好き放題にやりっぱなしで、収拾しないまま終わった印象でした。 あと弟の演技は学芸会並で見てられなかったです。。同じ事を2回言ってしまうという設定もウケを狙っていたのかもしれませんがちょっとクドかったです。というか全編通して笑いのポイントが合わなかったんですよね。高橋由伸にこだわるのも意味不明だったし(苦笑)。製作は日テレ系列だったんですかね??由伸由伸しつこかったです。。 ただ映画全体の雰囲気は好きでした。こういうフワフワしている感じは大好きです。多部未華子ちゃんも良かったし。姉と弟が喧嘩しながらもお互いを必要としている関係は微笑ましかったです。お姉ちゃんはクールで気が強そうだけど実は怖かったり心細かったりしてるんですよね。うまく演じていました。彼女の存在が一番の見所だと思います。 ラストはハッピーエンドではないので本当は悲しい話になっちゃうんでしょうけど、兄弟が明るいので観ている側としては救われます。でもやはり違和感も感じちゃいました。人生はうまくいかないことばかりだけど、生きていくことが大事ってことなのかなぁ。かけがえのない弟と離れ離れになってしまったのに、笑顔だったのでどう受け取っていいのか迷ってしまいました。でも現実世界に戻れて終わるのも微妙なので、それで良かったのかなという気もしました。 ♪ポチっとお願いします♪ |
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