STATE | ENTRY | <<前の記事 | トップ | 次の記事>> |
|
スポンサーサイト
|
|
『ベロニカは死ぬことにした』
不思議 2006/02/04 (公式サイト)
映像美 満足度 【監督】堀江慶 【脚本】筒井ともみ 【脚本】パウロ・コエーリョ 『ベロニカは死ぬことにした』(角川書店刊) 【映倫】R-15 【出演】 真木よう子/イ・ワン/風吹ジュン/中嶋朋子/荻野目慶子/田中哲司/片桐はいり/多岐川裕美/淡路恵子/市村正親 <ストーリー> 明日がどんな日になるか、完璧にわかる。そんな退屈な毎日に終わりを告げるため、トワは自殺を図る。次に目覚めたのは、サナトリウムの一室。ここでトワは、院長から余命7日間と宣告された。このサナトリウムに暮らすのは、独自の世界を生きる奇妙な人々。生きながらえたことに憤慨し、周りに馴染もうとしないトワだが、様々な理由からこの病院にとどまっている人々と触れ合い、やがて生きることへの素直な欲求が生まれてくる。 (goo映画より) ♪まずポチっと1クリック♪ <感想> ブラジルの世界的ベストセラー作家パウロ・コエーリョの同名小説が原作です。読んだ事はないのですが題名は聞いたことがありました。精神世界を描いてそうで難解だと思っていましたが、予想していたよりは分かりやすかったです。多少、舞台やミュージカルっぽい雰囲気の作品でした。 ストーリーは分かりやすかったのですが、やはりディープな世界観が描かれていました。無気力なトワとは対照的に、病院のキャラクター達は個性的で騒がしいくらい元気。まともじゃないのだけど、不思議とだんだん魅力的に見えてきます。演じてる俳優さんも片桐はいりや市村正親など個性派ばかりなので違和感なく世界観に浸ることができました。病院では何が起きても不思議じゃないくらい妖しげで不気味だったのですが、いい人達だったので安心して観れました。 「なんでもあるけど、なんにもない。」 「もっと若い時には何かを選択するにはまだ早いと思っていた。 けど、今は変わるにはもう遅すぎると思ってるの。」 「1度若さを失ったら、もう下り坂になるだけ。」 など前半はネガティブなセリフが多かったです。こういうのって女性の方が共感できるのかもしれませんね。素敵なセリフや場面もたくさんあったのですが、中盤以降はストーリー的に「??」でした。ストーリーの収束の仕方が唐突というか、「えっ、結局それでいいんだ?」という感じでちょっと消化不良。。前半部分は良かっただけにもったいない印象でした。 真木よう子さんは文字通り体を張った演技で良かったと思いました。もっと躁鬱のギャップのある女優さんの方が合っている気もしましたけど、そんなに気になる程でもなかったです。他で印象的だったのは中嶋朋子さんですね。テンションの高いかなり難しい役どころなんですけど、ピッタリハマっていました。あとは市村正親さんや片桐はいりさんの不気味な雰囲気が映画を引っ張っていて見事でした。 映像も美しくて雰囲気はかなり楽しめました。原作はどんな感じなのか読んでみたくなりますね。 ♪ポチっとお願いします♪ |
|
スポンサーサイト
|
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!