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『地下鉄(メトロ)に乗って』
泣き度 2006/10/21公開 (公式サイト)
切なさ 満足度 ≪物語は1992年頃のお話です。≫ 【監督】篠原哲雄 【脚本】石黒尚美 【原作】浅田次郎 『地下鉄に乗って』(講談社文庫・徳間文庫刊) 【出演】 堤真一/岡本綾/常盤貴子/大沢たかお/田中泯/笹野高史/北条隆博/吉行和子 <ストーリー> 絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、小さな衣料品会社の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしながら地下鉄で移動していた。そこに突然、亡き兄が姿を現す。兄の背中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。ほどなくして真次は無事現在に戻ってくるが、後日、今度は恋人の軽部みち子も一緒に昭和21年に遡り、闇市でしたたかに生きる若き日の父・小沼佐吉に出会う。 (goo映画より) ≪予告編≫ ♪まずポチっと1クリック♪ <感想> 最近、兄と妹の愛の話が多いですね〜。『涙そうそう』もそうだし、『夜ピク』もこじつければそう見えなくもない。来年の正月に公開予定の『僕は妹に恋をする』へ向けて、兄妹愛のブームが来てるのでしょうか(笑)。 ストーリーは過去と現在を何度もタイムスリップするファンタジー。どういう状況でタイムスリップするのかはよく分かりません。そういう科学的なところは無視して楽しむ作品でした。地下鉄の駅を出たらタイムスリップすることもあるし、寝たらタイムスリップすることもあります。しかも一緒に不倫相手のみち子までタイムスリップしたりと全く予測不能です。 観ていてすごく気になったのが登場人物の年齢設定。昭和39年当時、恐らく主人公は15歳くらい。だとしたら現在は57歳くらいのはずなんですよね。みち子も41,2歳だから配役にかなり違和感を感じてしまいました。家に帰ってオフィシャルサイトを見ると主人公は43歳の設定なので、1992年くらいのお話ということになります。そうするとみち子も27歳くらいということで納得できます。前もって1992年の話だと頭に入れておかないと、映画を観ていてかなり混乱してしまうかもしれません。 映画を観る前にたまたまCSで「男おばさん」を見ていました。笠井アナが「ラストは衝撃的な感動作」だと言っていたのでずっと気になっていたんですよね。最初の方から真次とみち子が兄妹なのは読めていたので少々期待外れだと思っていましたが、ラストに本当の衝撃がありました!!そこは全く考えていなかったのでビックリでした。あの関係でハッピーエンドにするのは難しいですけど、やっぱり結末は切なすぎます(涙)。すごい悲しい結末なのに真次が幸せそうにキャッチボールしているのは共感できませんでした。。 そもそもお兄さんを助けるという未来は変わらなかったのに、悪いほうには変わっちゃうんですね。。若かりしころの父親が見れた以外はすべて悪い方にしか行ってないですよ。これだったら最初からタイムスリップしない方が良かったのにと思っちゃいました。 でも父親の若い頃には会ってみたいと思いますよね。僕は生まれてすぐに父親を亡くしているので、どんな人だったのか最近特に気になります。父親がいない生活が当たり前だったので悲しかったり羨ましかったりしたことはないのですが、大人になってくると父親に会って話がしたかったなぁと思うようになりました。 以前、TVで『ゲド戦記』宮崎吾朗監督のインタビューを見ました。「父はほとんど家にいなくて会話をしたことがない」、「お父さんと呼んだことがない」、「たまに家にいてサービスしてくれるおじさん」、「父親としては最低」だと語っていました。あれだけ温かい映画を作る駿監督の実生活はそんなものなんだとショックを受けました。本作の小沼佐吉もそうですけど、優しい人なのにどうして子供達や妻にあんな酷い態度なんだろう?っていうのは疑問なんですよね。仕事が大変なのは分かるんですけど、息子が死んだ時の態度とか理解できません。もっと素直になれば子供達とのわだかまりもなかったのに。。 堤真一さん、岡本綾さん、大沢たかおさんは安心して見ていられますね。今回は大沢たかおさんの変身っぷりも楽しめますw常盤貴子さんの役もそうですけど人ってあんなに変わっちゃうですね〜。あとやはり田中泯さんも存在感がありました。彼の存在があったからすんなりファンタジーの世界に入り込めた気がします。 年齢設定が分からなくてもやもやしたまま観賞してしまいましたが、それがなければ普通に観れたと思います。ラストはちょっと切ないですけどね。。個人的にはハッピーエンドが好きなタイプなので、この結末はやりきれなかったです。でもこのノスタルジックなファンタジーの世界観は好きでした。タイムスリップするときの地下鉄の映像も効果的で良かったです。 ♪ポチっとお願いします♪ |
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試写会で観ましたが、ちょっとこれは...ですね。
堤真一だと思って期待してたのですが。
残念でした。
こんばんは。
TB&コメントありがとうございました!
堤真一さんは好演でしたね。
でも僕も作品としてはなんとも言えない感じでした。
こういう世界観は素敵なんですけどね。
はじめまして。
遊びに行かせてもらいますね〜。
平賀太一さんもまた来てくださいね♪
見ないでか〜・・・だったんですが
原作見てわちゃ〜。
どうして父子の和解の物語として
話をまるく収められなかったのかなと。
不思議な体験も父の人生をたどる旅も
それはそれでとてもええ話だったのに。
・・・まあ愛人がいる段階で
ストーリーが破綻してしまいますがな。
ちょっとショックでした。
あの顛末もあんまりだなと・・・。
これまた『天使の卵』と一緒で共感できないんですよね(苦笑)。
不倫して彼女だけ消えちゃって、そんな状況なのに
父の若い頃見たって感動もないですよ。
どこかのブログに書かれてましたけど身辺整理して
からじゃないとねぇ。。
キャストとか、話の感じが好みだったので多少期待はしていたんですが、ちょっと後味が悪いかも。。
あのラストはどうもいただけないですよねー;;
両親が自分を身ごもったときにうれしそうにしている様子をみちこが見るシーンとかはちょっとジーンときたんですねどね。。。。
こんばんは♪
キャストは好きなんですけど後味悪いですよね〜(苦笑)
映画は結末変えちゃダメだったんですかね。。
そう、両親が喜んでいる場面は良かっただけに
その後突き落とす必要もなかったのに。
ちょっと分かりづらい演出でしたよね。
観ながらずっと年齢の計算してました(苦笑)
ラストの展開も唐突すぎてついていけないですよね。。
ラストのみち子の行動は、そのシーンではいまいちピンと来ませんでした。後で考えても、せつなくなるほどは感情移入できませんでしたね。
オムライスを食べるシーンはいいなと思いましたが・・・
両親の若い頃ってちょっと見てみたいですね。
ご覧になったんですね。
僕ずっと歳の計算ばかりしてました(笑)
お父さん(大沢)は戦争に行ってるのに息子(堤)が
あの若さってすごく違和感を感じちゃって。
それにみち子(岡本)も兄妹だとしたら何歳なんだろう?
って気になってしょうがなかったです。
映画全体のレトロな雰囲気は好きだったんですけど
不倫してたりするのでイマイチ共感できないんですよね〜。
・・といってもかなり前に読んだので原作はうろ覚えなんですが、ものすごく感動したことと、ラストの衝撃は印象的でした。
なんの規則性もなくトリップしてしまうところがちょっとビックリでした〜。
こちらにもありがとうございます!
原作感動するんですね〜。
浅田次郎さんの本は読んだ事がないんですけど映画がイマイチ合わないので
きっと彼の原作が合わないんだろうなと思ってました。
椿山課長の本は買ってあるので読んでみようかなぁ。
この映画のノスタルジックな雰囲気は好きだったんですけどね。
こちらこそコメントありがとうございます!
僕もレトロな雰囲気は好きだったんですけど
内容がイマイチだった気がします。。
Salyuさんの曲にかなり救われていた気がします。
浅田さんの作品はどうも苦手なんですよね(汗)
こんにちは♪
ストーリーに全く共感できないでしょ(苦笑)
あんな結末になるんだったらタイムスリップしなきゃ
良かったのにとさえ思いましたもん。
不倫して兄弟愛でって、脚本以前に共感しにくい設定な
気もします。。
役者さんって脚本を読んで選んでいると思うんですけどね。
この映画の大沢さんもインタビューで「脚本を見て選びました」って
言ってましたし。
どこに納得したんでしょうね〜
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