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『檸檬のころ』
感動度 2007/03/31公開 (公式サイト)
切なさ 青春度 満足度 【監督】岩田ユキ 【脚本】岩田ユキ 【原作】豊島ミホ 『檸檬のころ』(幻冬舎刊) 【時間】115分 【出演】 榮倉奈々/谷村美月/柄本佑/石田法嗣/林直次郎/浜崎貴司/石井正則/織本順吉/大地康雄 <ストーリー> 成績優秀で、吹奏楽部で指揮者を務める加代子は高校を卒業したら東京の大学に進学したいと思っている。そんな加代子に思いを寄せる巧はなかなか気持ちを伝えられない。そんな彼に同じ野球部の富蔵が無邪気に、佐代子が好きだと告白する。次第に近づいていく加代子と富蔵の距離…。加代子のクラスメイトの恵は、将来音楽ライターになりたいと思っている。偶然掃除当番が一緒になった軽音楽部の一也と音楽談義で盛り上がり…。 (goo映画より) ≪予告編≫ 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング <感想> やっと地元で公開されたので観てきました。原作はネット小説で人気の豊島ミホ(24歳)の同名短編小説。その中の2編を組み合わせて作られています。監督は本作で長編デビューの岩田ゆり。彼女の作品は「ヘアスタイル」という短編映画で観たことがありますけど、同じようにノスタルジーを感じさせる作品でした。こういう雰囲気の作品が好きなんでしょうね。 この作品が観たかった理由は榮倉奈々ちゃんが出ていたからw 世間では散々酷評されまくった『僕は妹に恋をする』でハマっちゃいました(笑)。それまでは別に好きな女優さんでもなかったんですけど、無邪気な笑顔にグッと心を掴まれたんですよね〜。本当に楽しそうな表情がうまくて常々感心させられます。月9の「プロポーズ大作戦」も見てますけど、長澤まさみちゃんよりも奈々ちゃん目当てです(笑)。 そんなわけで榮倉奈々ちゃん目的で観に行ったのですが、その点ではちょっと残念な作品でした。今回は優等生で表情の乏しい役だったので魅力は半減してましたね。ただその代わりに谷村美月ちゃんが輝いてました。彼女の作品は見たことがなくて印象に残ってるのは「海賊版撲滅キャンペーン」の黒い涙を流してるCMだけ。顔だけ見たら大人っぽく見えたのですが、小さくて可愛らしい女の子でした。今回初めて演技をする姿を観ましたけど、不思議な魅力のある子ですね。まだ垢抜けてない感じで、動きや佇まいに味があります。あれは演技だったのかなぁ?もっと他の作品も観てみたいと思いました。 物語は榮倉奈々ちゃん演じる秋元加代子と谷村美月ちゃん演じる白田恵の2つの話が同時進行で進んでいきます。田舎の高校3年生の一時期を切り取っただけのような、特にドラマチックな展開があるわけでもない淡々とした描写になっています。単館系らしい作品でした。ちょっとしたきっかけで好きになったり、好きな人の一言で落ち込んだり、たわいもないことで一喜一憂する高校生の姿をわざとらしくなく等身大で描いています。女子高生の青春映画ということで『リンダリンダリンダ』に近いような気もしますけど、「リンダ〜」のように何かに向かって突き進む爆発力のようなものはないですね。爽やかというより悶々とした甘酸っぱい青春を描いた作品なので、退屈だし物足りないと感じる人も多いかもしれません。 役割的に加代子の話が「静」で青春の甘酸っぱさを、白田の話が「動」で夢に向かう姿を感動的に描いてます。なのでやっぱり白田のエピソードの方がストレートに心に響きました。文化祭のシーンは淡々とした映画の中で唯一青春映画らしい疾走感。白田の歌詞が歌われていた時は鳥肌が立って涙が溢れてきました(ノД`;) 林直次郎くんの歌はさすがに力があってグッときます。曲が終わったら生徒と一緒に拍手したくなりました。それにしても彼が平川地一丁目の弟だなんてビックリしました。すごく大きくなってますね〜。クールで普通にかっこよくなってました。本職じゃないので演技はまだまだですけど、その初々しさが人柄の良さを感じさせてむしろ好感が持てました。 加代子のエピソードは等身大のリアルな姿を描けていたんじゃないかなと思います。僕は上京してないし遠距離恋愛もないので実体験と重なるところは少なかったですが、地方から東京に出てきた人はかなり共感できるのかもしれません。 「東京に行ったら忘れちゃう?」 「・・うん」 っていうセリフが好きでした。佐々木(柄本祐)のことが好きだけど、現実的に考えるとこうなるんだろうなという答え。彼氏のことは好きだけど将来に対する希望もあって、やっぱり前に進むためには置いていかなければいけないものもあります。こういうところは女性の方が割り切れるのかもしれませんね。でもこうやって大人になって行くんだなぁとしみじみしちゃいました。西(石田法嗣)との回想シーンもなんだか良かったです。あの頃って彼女のリップを塗ってもらうだけでドキッとしちゃうんですよね(笑)。リップの香りから付けられた「檸檬のころ」っていうタイトルもセンスがあって素敵です。 加代子の話に絡んでくる柄本くんと石田くんはうまかったんですけど、配役的には微妙な感じがしました。僕的には柄本くんはフラれる役のイメージしかないんですよ(笑)。だから付き合うことになったら「えぇぇぇぇぇ!」って予想外でした。デートしてるところも違和感感じちゃうし。石田くんの柄本くんの役が逆だった方がスッキリ楽しめた気がしますね。 別になんでもないストーリーなんだけど結構好きな作品でした。ただ退屈に感じる人も多いと思うので万人にはオススメできないかな。監督も長編デビュー作ということで多少粗も目立ちますし。なので静かな青春映画が大好きな人じゃないとハマらないかもしれませんのでご注意を。あと、榮倉奈々ちゃんは魅力を発揮してるとは言えないのでそれ目的の人はガッカリしますよ(笑)。それよりも谷村美月ちゃんの魅力が満載なのでそちらを堪能してください♪ ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします 最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ 【満足度ランキング】 『檸檬のころ』面白かった方→こちらに投票 『檸檬のころ』イマイチだった方→こちらに投票
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わざわざgooのブロガーのためだけに別ページをつくっていただき、ほんとに恐縮です。これからもよろしくお願いします。
「檸檬のころ」はとてもいい映画なのにひっそりと公開されてしまったのが残念です。ひとりでも多くの人に観てもらいたいと思います。
こんばんは♪
こちらこそコメントありがとうございます!
そう、ひっそりと公開してるんですよね〜。
僕の地方も一週間しかやってなくて危うく見逃すところでした。。
いわゆる単館系の地味な作品ですけどこういうのを
多くの人に見てもらいたいですねw
別になんでもないストーリーでしたが、ワタシも楽しめました。
でも、「そこで行け!」とイラつくところもあって、登場人物より熱くなってたかも・・・
歌の歌詞には感動でした!
こんにちは♪
この普通っぽさが良かったですよね。
僕もイライラした場面もありましたけど(笑)
でもこの甘酸っぱさがリアルに感じましたw
谷村美月ちゃんが作った歌詞は感動でしたね!
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!