STATE | ENTRY | <<前の記事 | トップ | 次の記事>> |
|
スポンサーサイト
|
|
『憑神(つきがみ)』
感動度 2007/06/23公開 (公式サイト)
笑い度 満足度 【監督】降旗康男 【脚本】降旗康男/小久保利己/土屋保文 【原作】浅田次郎 『憑神』(新潮社刊) 【時間】107分 【出演】 妻夫木聡/夏木マリ/佐々木蔵之介/鈴木砂羽/森迫永依/笛木優子/佐藤隆太/赤井英和/上田耕一/鈴木ヒロミツ/本田大輔/徳井優/大石吾朗/石橋蓮司/香川照之/西田敏行/江口洋介 <ストーリー> 時は幕末。別所彦四郎は、下級武士とはいえ、代々将軍の影武者をつとめてきた由緒ある家柄の出。幼い頃より文武に優れ、秀才の誉れ高かった彦四郎だが、戦もない平和な世においては影武者の出番などあるはずもなく、毎日暇をもてあますばかり。出世はもはや神頼みしかないとすがる思いで祈ったお稲荷様は、なんと災いの神をよびよせる稲荷だった……。人生のツキに見放され、不幸の神様にとりツカれ愛されてしまった男の運命は?(goo映画より) ≪予告編≫ 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング <感動> 原作は浅田次郎の同名小説。監督は『鉄道員』以来8年ぶりのコンビとなる降旗康男監督です。それにしても最近は浅田次郎さんの作品の原作が多いですね。『地下鉄に乗って』、『椿山課長の七日間』に続いて公開です。彼の原作は1度も読んだ事がないのですが、映画を見る限りSFやファンタジーっぽい作品が多いのかな。今回もそんな感じですよね。 数ヶ月前に本作の予告編を観たときにコミカルな心温まるストーリーのようでかなり期待していました(↑の予告動画)。でもそれが浅田次郎さんの作品と聞いてちょっとトーンダウン(苦笑)。個人的にはどうも浅田次郎さんの映画とは相性が良くないようで、『地下鉄〜』も『椿山〜』も予告編ではかなり期待させられたのに本編は期待外れでした。なので今回も予告編で期待させられたことで嫌な予感が。。さらに公開が近づいて流れるようになった新しい予告編は一変してシリアスになっていて、製作側もどこを見せ場にするか迷ってるように感じました。ということで期待しつつもかなり不安を抱えて観に行きました。 悪い予感は見事的中(苦笑)。観終わった後はなんともスッキリしない作品でした。前半はコミカル、後半はシリアスな物語だったのですが、後半になって一気に失速して魅力がなくなりました。前半のコミカルな部分はなかなか面白かったのでそのまま展開した方が良かったですね。西田敏行さんの貧乏神はすっごく面白くて笑ったのですが、そこがピークでした(苦笑)。赤井英和さんはキャラは合ってたと思うんですけどやっぱりセリフが微妙。。森迫永依ちゃんは可愛かったけどストーリーとしては盛り上がりに欠けたかなって気がします。 キャストはそれほど問題なかったので脚本と演出の問題でしょうね。西田敏行さんはさすがにうまかったし、佐々木蔵之介さんや香川照之さん、佐藤隆太さんも可笑しくて良かったです。森迫永依ちゃんはすごく可愛くて、その可愛さと冷酷なセリフのギャップでより面白く感じました。微妙だったのは赤井英和さんと笛木優子さんくらい。笛木優子さんはセリフも棒読みだし無表情だし全く魅力的じゃなかったです。着物での所作にも違和感を感じて、時代劇は合っていないような気がしました。キスシーンもいらない(苦笑)。主役の妻夫木くんは良くも悪くもなく、他の作品と比べると印象は薄かったかな。あと、最後の原作者の出演は最悪。。それほど物語に入り込んで観てた訳じゃないけどさらに冷めました。 素材としてはかなり面白そうだったので、この作品で浅田次郎さんの映画が合うかどうか判断をしようと思っていたんですけど、やっぱり浅田さんの作品って合わないのかもしれません。昨年の映画化された2作品を観ると不倫だったり命の重みを感じさせないまま感動させようとするので、なんだか感覚がズレていてスッキリ感動できないんですよね。。今回も知り合いにしか宿替えできないという設定上もっと葛藤する場面があれば共感できたのですが、あっさり義理の父親に貧乏神を憑けたりイマイチ共感できなかったです。いくら憎いと言っても父親を貧乏にすれば、妻や息子、小文吾(佐藤隆太)も巻き込まれるのは分かり切ってるし、それに気付かないなんてどれだけバカなんだと思ってしまいました(汗)。兄に厄病神が憑いてもそんなに罪悪感を感じずあっさりしてるし、浅田さんの映画の主人公ってあまり魅力を感じないんですよ。 でも原作は人気があるので、やっぱり映像化が難しいってことなんでしょうか。個人的にはいつも期待してガッカリするというパターンなので、さすがにもういいやって気分です(苦笑)。次はDVD観賞かな。・・・と思っていたら次は加瀬亮くん出演の『オリヲン座からの招待状』が公開なんですね。。結局、観に行きそう(苦笑)。 ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします より詳しい最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ 【読者満足度ランキング】 『憑神』が面白かった方→こちらに投票 『憑神』がイマイチだった方→こちらに投票
|
||||||||||||
|
スポンサーサイト
|
今日観てきました、今帰って来たばかりです。
結構前半面白かったので、「こーいちさん、今回大丈夫だったんじゃない?(^_-)」と思って観ていたのですが・・・・。
最後まで観て、私も全くもってスッキリせずに出てきました(笑)☆
途中は目をつぶるにしても(百歩譲って)、あの終わり方は無いですよね・・・どんだけっ( ̄△ ̄;)!!
『椿山』、原作はすごく良くて、ぽろぽろ泣いて読んだんですけどねえ。
DVDは観るの止めとこうかな(∂v∂;)
「はなよりもなほ」を彷彿するような、庶民と混じる武士・・という設定は香川さんとの絡みなどからとても良かったのだけど、あとが・・・・。
原作は人気なのですか?
う〜ん、それでも読んでみたい気にはならないかなぁ。
原作は人気があるようなのでやはり脚本・演出の問題でしょうね。。
もったいない。
こんにちは♪
やっぱりダメでした(笑)
西田敏行さんまでは面白くて(序盤だけど。。)意外と
イケるかもって思ったんですけどね〜。
「椿山」は好きまでは行かなかったですけど
周りの評判は良かったですよ。
確か原作のファンの評判も良かった気がします。
僕も原作を読んでみようと思って文庫を買ったんですけど
まだ読んでませんでしたw
こんにちは♪
設定的には「花よりもなほ」に近いものがありましたよね。
満足度は全然違いますが(苦笑)
原作は人気みたいですよ。
僕は浅田さんの本を読んだことがないのですが
映画を観る限りあまり読みたいとは思えませんよね。。
西田敏行までは面白かった・・・。
確かにここまで微妙が続くと、もういいやって感じですよね。
「鉄道員(ぽっぽや)」を引っ張り出して、「オリオン座〜」を読み返してみよう。
「オリオン座〜」のヒロインを、以前、柴崎コウちゃんと書いたような記憶があるんですが、予告を観たら、宮沢りえさんでしたね。
嘘情報書いてたらすみません(汗)。
面白くないわけじゃないのですが、インパクト足りなかったですね〜。
西田さんのあたりまでのコメディー部分は面白かったのですがその後失速したような感じでした。
この原作は未読ですが、浅田さんの作品はいいんですよ〜「地下鉄に〜」も「椿山課長〜」も本当に原作は感動的だったんです〜。
面白そうな期待は抱かせるのに見てみると微妙、
っていうのが浅田さんの映画は多い気がします(苦笑)
ここまで続くと映画向きじゃないのかもしれませんね。。
「オリオン座〜」は加瀬くんじゃなければ観に行かないと思うのですが
加瀬くんだとちょっと期待してしまいます(苦笑)
予告ではノスタルジックな雰囲気の作品のようでした。
原作は「鉄道員」に入ってるんですか?
今まで通りだと楽しめそうもないので原作を読んでから
行こうかなぁ。
そうそう、インパクトが無いんですよ。
良くも悪くも普通なんです。。
なので期待しちゃった分満足できなかったんです。
映画はイマイチなんですけど原作の評判はすごくいいですよね。
『椿山〜』を見た後に薦められて単行本を買ったんですけど
まだ読んでないんです(汗)
映画が面白かったらすぐ読むんですけどイマイチだったので
なかなか手に取る気が起きなくて。。
頑張って読んでみます(笑)
きのう、記事をアップして、今日、こーいちさんの記事を読ませていただきました。
あ〜同じだ〜と、チョットうれしかったです。
いい俳優さん出てるのに、もったいないですよね!
出来れば、松竹さんに、撮りなおしてもらいたい・・・
加瀬さんのが、スカだったら、ワタシ相当ショックを受けそうです・・・・
TBさせていただきました。
こんばんは♪
TB&コメントありがとうございました!
この映画だとやっぱり同じような感想になりますよね。。
どこのブログを見ても大体みんな同じ感想ですもん(笑)
やっぱり東映だったってのが原因だったんですかね〜。
もっとうまく作れそうなんですけどね。
浅田さんの小説って映画向きじゃないのかなぁ。。
加瀬さんの映画はどうなんでしょうね〜。
次もダメだったらもう浅田さんの映画は絶対観ないと思います(笑)
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!