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『松ヶ根乱射事件』
笑い度 2007/02/24公開 (公式サイト)
絶望度 満足度 【監督】山下敦弘 【脚本】山下敦弘/向井康介/佐藤久美子 【映倫】PG-12 【時間】112分 【出演】 新井浩文/山中崇/川越美和/木村祐一/三浦友和/キムラ緑子/烏丸せつこ/安藤玉恵/西尾まり/康すおん/光石研/でんでん/榎木兵衛/中村義洋/鈴木智香子/宇田鉄平/桜井小桃 <ストーリー> 舞台は90年代初頭頃。とある田舎町・松ヶ根で警察官をしている光太郎は、事件という事件のない退屈なこの町にウンザリしていた。実家は畜産業を営んでいるのだが、ぐうたらな父親・豊道は近くの床屋に居候中。そんな所へ流れ者のカップル、みゆきと祐二が松ヶ根にやってきた。何か訳ありっぽいこの二人の出現をきっかけに、ひき逃げ、金塊騒動、ゆすり、床屋の娘の妊娠と、平穏な町の平和に波風が立ち始めるのだった。(goo映画より) ≪予告編≫ 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング <感想> 『リンダ リンダ リンダ』 、『天然コケッコー』の山下監督作品。映画館で観たかったのだけど時間が合わずに断念。山下監督の作品ってこの2つしか観たことがなかったので他の作品も観たくなってやっと観賞しました。 『リンダ〜』や『天コケ』では若々しくて爽やかな空気が大好きだったのですが、この作品は打って変わってブラックな空気でした。というかこっちが本来の監督の味なのかな。雰囲気は全く違いました。だけどリアルさだとかユーモアのある空気感はしっかりあって、暗い話なんだけどちょっと笑えちゃいました。 『天コケ』とは真逆の田舎の嫌な部分を描いています。まぁリアルさでいうとこっちが本当ですよね。田舎特有の鬱屈した生活は、絶対こんなところには住みたくないって思ってしまいます(苦笑)。どことなく『ゆれる』や『蛇イチゴ』に近いものを感じました。怪しげな2人のカップルがやってくることで、人間の弱さや情けなさ、欲望がだんだん暴かれていく様子は、妙にリアルで怖かったです。そういう弱みや都合の悪いことって誰でも何かしら誤魔化したり隠したりしながら生きてるものですよね。それをねずみで表現している辺りも面白かったです。 タイトルの「乱射」はいつ起こるのだろう?とずっと気にしながら観てたんですよね。拳銃が強奪?こっそり盗まれる?もしくは光太郎がキレて乱射?なんて色々想像してたんですけど、ラストは「・・・・それだけかいっ!」ってズッコケそうになりました(笑)。でもその肩透かし感がなんとも心地良かったりして、微笑ましさすら感じました。こういうコミカルでゆるいところが監督らしいのかもしれませんね。 『リンダ〜』と『天コケ』は好きな映画、本作は好きではないけど面白い映画って感じかな。個人的には青春モノが大好きなので今後も青春映画を撮って欲しいなぁ。 ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします 【これ好き!満足度アンケート!!】 本作が面白かった方&アンケート結果→こちら 本作がイマイチだった方&アンケート結果→こちら より詳しい最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ |
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