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『クワイエットルームにようこそ』
感動度 2007/10/20公開 (公式サイト)
切なさ 笑い度 満足度 【監督】松尾スズキ 【脚本】松尾スズキ 【原案】松尾スズキ 『クワイエットルームにようこそ』(文藝春秋刊) 【時間】118分 【出演】 内田有紀/宮藤官九郎/蒼井優/りょう/中村優子/高橋真唯/馬渕英俚可/筒井真理子/宍戸美和公/平岩紙/塚本晋也/平田満/徳井優/峯村リエ/武沢宏/箕輪はるか/近藤春菜/庵野秀明/河井克夫/俵万智/しりあがり寿/川勝正幸/しまおまほ/妻夫木聡/大竹しのぶ/伊勢志摩 <ストーリー> 佐倉明日香は28歳のフリーライター。ようやく手にした署名コラムの執筆は行き詰まり、同棲相手ともすれ違いが続く微妙な状態。そんなある日、明日香は気がついたら、真っ白な部屋のベッドに拘束されていた。やってきたナースに「アルコールと睡眠薬の過剰摂取により、丸2日間昏睡状態だった」と説明されても、記憶があちこち欠如した明日香は戸惑うばかり。だが非日常的な空間で見知らぬ人々と出会ううち、明日香の中で何かが変わり始める…。(goo映画より) ≪予告編≫ 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング <感想> 観る前はイカれたキャラが出てるめちゃくちゃな映画なのかなと思っていました。松尾スズキさんだし『インザプール』っぽいか、『ベロニカは死ぬことにした』みたいなちょっと芸術っぽい作品になっているのかなと。でも試写会でご覧になったhi-chanさんからストーリーはしっかりしってるって聞いたので楽しみにしていました。 実際に観てみると意外と真面目に作ってるなぁって印象でした。キャラ設定だったりは相変わらずなんですけど、意外と笑うシーンも抑えられていてストーリーを楽しめました。何でも原作は芥川賞候補になったとか。短い小説のようなので原作も読んでみたくなりました。序盤は酔った勢いで薬を過剰摂取し精神病院に閉じ込められた明日香の視点で奇妙な病院の内部が描かれています。でも病院に運ばれた経緯が明日香の記憶とは違っていてだんだんと真実が明らかになっていく。この辺の作りは捻りがあって面白かったです。あと「オモシロイ」側の人間と「オモシロクナイ」側の人間の対比も分かる気がしました。自分に才能がないことを受け入れるって難しいし、向き合うだけでストレスを感じるものですよね。なので自分の「うっとうしさ」や「面白くなさ」を全て受け入れて前に進むラストの明日香の姿は清々しさを感じました。 内田有紀さんは良かったですね。体を張っていたし、同じように忙しく働いている女性も共感しやすかったんじゃないのかな。寂しがり屋の弱い部分や割り切って生きて行こうとする強い部分をうまく演じていました。クドカンもいい味が出ていて良かったです。ふざけてるんだけど真面目な部分や優しさもあって、人気放送作家という才能もあって大人の部分も持っている男を好演していたと思います。蒼井優ちゃんもさすがにうまくて存在感がありました。役作りでかなりダイエットしたんでしょうね。一時期すっごい痩せてるなって思っていたんですけどきっとこの撮影だったんだろうなぁ。あとはりょうさんや高橋真唯さんもハマっていたし、妻夫木くんも贅沢な使い方をしていて楽しめました。個人的には大竹しのぶさんの演技は過剰に感じてイマイチでしたけど、他は特に違和感を感じる人はいませんでした。 ホント、思ったよりもストーリーがしっかりしていましたね。まぁでも、明日香のように忙しく生きているわけでもなく、のん気に生きてるのでピンポイントで共感はしにくかったかな。理解はできますけど。きっと都会でストレスを抱えて日々生活している方の方が心に響くものはあるんでしょうね。 自分では普通だと思っていてもやっぱりどこか異常がある人々が集まる精神病棟。彼女らなりに一生懸命抜け出そうもがいているのに抜け出せない姿は切なかったです。明日香はあのスパイラルから抜け出せてるといいなぁ。 ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします 2007年10月公開邦画の満足度ランキングはこちら ↑↑『クワイエットルームにようこそ』が楽しめた方、投票してね↑↑ より詳しい最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ |
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自覚が有るのかないのか・・・なんとも切ないお話でした。
ジグソーパズルの「無限階段」も、ミキが言う前に分っちゃって「うえ〜」って思いましたモン。
大竹さんの過剰演技も、あそこだからなのでは?あそこにいればあれも然るべき・・そんな異空間な場所な気がしました。
でも、やっぱりコミカルな部分もあってバランスよく楽しめました。
クドカンはいいですね〜お尻触って落ち着く〜のシーンにはかなり笑ってしまいました。
蒼井優ちゃんもはやっぱりすごい存在感でしたね。
大竹しのぶって、森田芳光の「黒い家」とか石井隆の「GONIN」とか、キレたキャラばかりやっていますが、今後はあのキャラでいくんでしょうかね。
内田有紀は、いままででいちばんいい役だったかもしれません。
こんにちは♪
ヘビーな話をコミカルに描いてるんですけど
やっぱり切ないですよね〜。
なかなか「普通」に戻ることって難しいんでしょうね。。
大竹さんの演技っていつも同じに見えちゃって。。
なんだか違和感を感じちゃいました。
こんにちは♪
僕ももっとコミカルだと思っていました。
所々クスって笑う程度でしっかり作られてましたね。
クドカンのお尻のシーン可笑しかったですよね〜
でもなんとなくあの気持ちわかるようなw
赤ちゃんの綺麗なお尻とか触りたくなるし(笑)
蒼井優ちゃんもさすがの存在感でしたね!
こんにちは♪
僕も大竹さんの作品はたくさん見てる訳ではないんですけど
なんだかいつも同じに見えるんですよね。。
内田有紀さんは吹っ切れた演技で素敵でした。
原作も読んでみたくなったので、今、図書館で予約してます。
私も内田有紀さん、今迄で一番良かったかな〜あんまり見たことないですが。
なかなか面白かったです!
でも意外とまともだったので観終わった後に
なんとなく物足りなさを感じたんですよね。
松尾スズキってことで勝手に想像してた部分もあるんですけど(汗)
内田有紀さんって等身大の役もしっかりできるんだなって
感心しました。
なんとなく昔の元気なイメージが残っていたので。
すごく良かったですよね。
近所では今週末までのところが殆どなので、劇場鑑賞も今更かな〜;・・・なんて思ってたんだけど、やっぱり観に行こうかな(^_-)
原作は意外にさらっとしていて短い小説です。例によって確か映画に合わせて文庫化してるはず☆
でも冒頭部分は結構エグいので、あの辺りどう映像にしたのか・・・まんまだと引っかかると思うんだけど・・・(笑);
大竹さんの役は原作でもヒトリだけ特に過剰です。逆にハマってるのかもしれませんよ〜(笑(∂v∂;)
こんにちは♪
色んなブログを覗いた感じだと特に女性に評判がいいみたいですよ〜
時間があったらご覧になってみてくださいw
冒頭部分のエグいところってなんとなく心当たりが(笑)
でもそんなに酷くはなかったですけど。
大竹さんのキャラって原作でも過剰なんですね〜。
なるほど〜、じゃあハマってるのかも☆
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!