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『風の外側』
感動度 2007/12/22公開
泣き度 青春度 満足度 【監督】奥田瑛二 【脚本】奥田瑛二 【原作】奥田瑛二 【時間】123分 【映倫】PG-12 【出演】 佐々木崇雄/安藤サクラ/石田卓也/加納史敏/久保京子/島田雅彦/安藤和津/かたせ梨乃/江原啓之/綾戸智絵/大友康平/北村一輝/夏木マリ/奥田瑛二 <ストーリー> 名門女子高の合唱部でソロを務める真理子は、音大目指して毎日レッスンに励んでいた。ある朝、通学途中に男たちに絡まれ、鞄を海に落とされてしまう。それを、海に飛び込んで拾ってくれた青年がいた。感激した真理子は、その青年に再び会い、自分たちの下校時のボディガードになるよう頼む。口数が少なく、名前さえ名乗らない青年だったが、やがて二人は恋心を抱くように。しかし、青年には真理子に言えない任務を任されていた。 (goo映画より) ≪予告編≫ 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング <感想> 『長い散歩』の奥田瑛二監督作品。『長い散歩』はファンタジーっぽさと幼児虐待という重いテーマがうまくミックスされた作品で、引っかかる部分もあったけど個人的にはなかなか良作だと思いました。ということで本作も楽しみにしていたんですよね。本作は下関が舞台ということで全国よりも早く観賞できました。この作品は下関の映画館「下関スカラ座 シアターゼロ」のこけら落としとなった作品です。「下関スカラ座」は10月末で閉館になったのですが、奥田さんが支配人となって経営に乗り出すことになり再スタートとなりました。最近はシネコンの進出で街の歴史ある映画館ってどんどん消えていってますからこういうニュースを聞くとすごく嬉しくなります。 映画自体は前作ほど心に響くものもなくイマイチでした。ヤクザの青年と名門女子高に通う女の子のほのかな恋を描いています。人に言えない仕事をしている青年と普通の女の子の恋ってことでなんとなく韓国映画の『デイジー』に似てるような設定でした。ベタで強引な展開があったり突っ込み所も多々あるんですけど、序盤はそれなりに面白かったんですよね。ただ中盤以降、在日問題が出てきてからはなんだかストーリーが散漫になってしまった印象でした。単純にヤクザの青年とお嬢様女子高生の恋を描いた方が面白かったような気がするんですけどねぇ。。なんか無理やり在日問題を入れたような感じで違和感がありました。前回も思ったんですけど、なんだか深みがなくて表面的に社会問題をなぞっているだけのような気がしてしまいます(汗)。 あとイマイチ入り込めなかったのはキャスティングの問題かな。低予算で作られているからなんでしょうけど、演技のうまい人が少なくて落ち着けないんですよね。主演の佐々木崇雄さんはいい雰囲気を持っているけど今回の役には合ってないし、長い時間観続けるのはちょっとキツかったです。なので北村一輝さんや夏木マリさんが出てくるとすごく安心するんですよね。そんな中でさらに素人の江原啓之さんや綾戸智絵さんが出てくるので映画に集中できませんでした。安藤サクラさんは美人じゃないけどなかなか演技はうまくて良かったです。ただ顔がお母さんにソックリ(→公式サイト)でアップになる度「似てるわぁ。」って気になっちゃうんですよ(笑)。別の映画だったらそんなに気にならなかったと思いますけど、やっぱりお父さんの作品で両親も出演しているので気が散っちゃいました。個人的に監督本人や家族が出演する作品ってあまり好きじゃないんですよね。本作も安藤サクラさんはしょうがないにしても監督や安藤和津さんは気を散らすだけなので出演しなくても良かったと思います。 僕としては前作の方が良かったですね。今回は家族総出演(長女も助監督で参加)だし、安藤サクラさんのデビュー作を家族で祝うって意味合いが強いのかななんて思ったり。主演の佐々木崇雄さんは雰囲気がなんとなく韓流俳優っぽいので、韓流好きのおばさんにもオススメです。 ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします より詳しい最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ
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