STATE | ENTRY | <<前の記事 | トップ | 次の記事>> |
|
スポンサーサイト
|
|
『雪に願うこと』
感動度 2006/05/20公開 (公式サイト)
泣き度 迫力度 自然美 満足度 【監督】根岸吉太郎 【脚本】加藤正人 【原作】鳴海章 『輓馬』 【出演】 伊勢谷友介/佐藤浩市/小泉今日子/吹石一恵/香川照之/小澤征悦/椎名桔平/津川雅彦/でんでん/山本浩司/岡本竜汰/出口哲也/草笛光子/山崎努 <ストーリー> 帯広のばんえい競馬場でなけなしの金をすってしまった男・矢崎学が、調教師の兄・威夫を厩舎に訪ねる。東京で成功を収めていたはずの弟の13年ぶりの帰郷。実は起業した会社が倒産に追い込まれ逃げ出してきたのだった。母に溺愛されながらその母を無視し続けてきた学の身勝手さに腹を立てつつも、威夫は行き場を失った弟に厩務員見習いの仕事を与える。やがて学はお払い箱寸前の輓馬ウンリュウに自分自身を重ねるようになるのだった。(goo映画より) 第18回東京国際映画祭 グランプリ 監督賞 最優秀男優賞(佐藤浩市) 観客賞 受賞 ♪まずポチっと1クリック♪ <鑑賞前コメント> この映画は第十八回東京国際映画祭で四冠獲得した作品なのですごく楽しみにしていたのですが、試写会が当たりました!!舞台挨拶に根岸監督と伊勢谷友介さんがいらっしゃるみたいです♪初舞台挨拶(ドキドキ)。楽しみです☆ <感想> 初めて舞台挨拶も見てきました♪会場1時間前に行ってみたら5人くらいしか並んでおらず、ベストポジションに座れました☆周りは伊勢谷さん目当ての女性ばっかりでした。9割以上は女性だったと思います。 (舞台挨拶の様子はこちら) 「東京国際映画祭史上初の四冠!!」という謳い文句を聞いていたため、すごく感動できて泣ける話だと思っていたのですが、僕はそうでもなかったです。決して派手な映画ではないのであまり期待していくと物足りないと感じるかもしれません。ストーリーは淡々と進んでいった印象でした。淡々と進んでいきますが、家族愛や一生懸命に生きることの大切さが伝わる映画でした。 タイトルは、屋根の上に雪玉を置いておくと馬の病気が治るというジンクスからきているんですね。なんか素敵です。 朝の調教の映像はすごく美しかったです。朝焼けをバックに、馬や土からものすごい湯気がでててます。幻想的で神々しさすら感じました。馬も迫力があります。1トンってかなり大きいですね。普通のサラブレッドが大きくても500キロくらいだから、2倍の大きさがあります!ソリを引っ張る姿は力強くてド迫力です。 舞台挨拶で監督も言ってましたが馬が演技しているように見えるんですよね。伊勢谷くんとのツーショットの場面ではじゃれていたり、「肉にするぞ!」って言ったら怒ったり。すごくかわいかったです。 東京で会社を倒産させ故郷に帰ってきた当初、学はプライドも高く世間を見返すことしか考えてなかった。崖っぷちのウンリュウや借金を抱えて失踪した牧恵の父に自分を重ね合わせながら、厩舎の人々の働きぶりや自分自身が体を動かし働くことで、だんだん考え方も変わり表情も変化していく。地に足を付けて生きていくことの大切さを厩舎で学びます。それまで逃げ回ることしかしていなかった学が、最後は問題に向き合うことを決意する。そこから先は困難ばかりでしょうけど、一生懸命立ち向かっていくと思います。 脇役陣も豪華な実力派俳優ばかりで安心して観ていられます。喧嘩はしても弟想いの佐藤浩市さんはさすがにうまかったですね。小泉今日子さんに散髪してもらうシーンが好きでした。なんか懐かしかったです。チョイ役の山崎努さんは競馬場がすごく似合ってました(笑) あっ、伊勢谷さんファンの方は絶対必見ですよ!浴場ではかなりのセクシーショットあります。色んなところが丸見えです(笑) 自然の雄大さや、地道に一生懸命働くこと、それにやはり家族って大切なんだなぁと感じさせる映画でした。ラストはウンリュウも学も再出発って感じでしたね。すごく心が温かくなりました。 ♪ポチっとお願いします♪ ↓伊勢谷友介出演DVD↓ |
|
スポンサーサイト
|
私も泣く映画なのかと思って見に行ったのですが特に泣くという感じの話ではなかったですね。淡々と話が進んでいくので少しダレ気味に感じる場面もありました。男っぽい佐藤浩一さんがよかったです。
こちらこそTB&コメントありがとうございます!
かなり泣ける映画なのかなと期待しすぎていたんですけど
そんな映画じゃなかったですね。
でもすごくいい映画でした。
やっぱり佐藤浩市さんうまいですよね!
>タイトルは、屋根の上に雪玉を置いておくと馬の病気が治るというジンクスからきているんですね
今初めて知りました!スッキリした〜☆
あっ、正確じゃないですよ!間違ってたらゴメンナサイ。。
映画を観て、そうなのかなぁと思いました。
また遊びに来てくださいね〜☆
コメントとトラックバックを失礼致します。
この作品は、見応えのある北海道の自然を舞台に、登場する人々の繋がりを丁寧に描いて行く点に大きな魅力を感じさせる映画であったと思います。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
いつもありがとうございます!
ほんと丁寧に作られてる作品でしたね。
北海道の自然の中での人間の力強い生き方が印象的でした。
また遊びにきてくださいね〜
そうなんですよ。分けて書いてたので分かりにくかったですね(笑)。
ラストはいいですよね。自分も頑張ろうっていう気持ちになります。
懐かしい感じって言われるの、よくわかります。映画が斜陽になり、秀作を安く作ろうとしていた時代のなおいを感じました。
「失楽園」「間宮兄弟」の森田芳光、「岸和田少年愚連隊」「ぱっちぎ!」の井筒和幸、「シャルウィダンス?」の 周防正行監督・・・現在、活躍している監督たちは、日活ロマンポルノ出身ばかりです。ロマンポルノは、監督になるための登竜門だったんですね。そんな登竜門がなくなったのは残念です。 冨田弘嗣
こちらこそいつもありがとうございます♪
いつも興味深く記事を拝見させてもらってます!
ロマンポルノ出身の方が多いんですね〜!
ほんと登竜門だったんですね!
勉強になります。また色々と教えてくださいね☆
またおじゃまさせてもらいます♪
「静かで力強い」というのは、日本映画らしいかもしれませんね。ハリウッド映画とか、韓国映画とは違った独特の雰囲気があるのかも。
こちらこそありがとうございます!
仰るとおり日本映画らしい作品でしたよ。
素敵な作品でした♪
舞台挨拶がご覧になれたなんてうらやましいです〜!
そう、大感動というのはないけれど、しみじみ心に訴えることのある映画だったと思います。
佐藤浩市と小泉今日子はとてもよかったですね!
ウンリュウと学の再出発が良きものであるように願いを雪玉に託したいですね。
こんばんは。
すごく良かったですよ〜!
しかもトイレで伊勢谷さんの隣にいたし。
僕は気付かなかったんですけど(涙)
しみじみとした素敵な映画でしたよね〜
きっとどちらもいい再出発をしたでしょうね。
つい先ほど『雪に願うこと』を観ました。
4冠映画の期待通り、実に丁寧に作られた映画でした。
出演者達の演技も素晴らしかったのですが、
なんと言ってもあの輓馬達の美しさと、
切なげな眼差しにやられちゃいました・・・。
そして、潔いエンディングにも好感が持て、
『遠雷』とは一味も二味も大人の根岸映画でした。
吹石さんも、こっちのが手紙より断然良かったです。
@_@ トラバさせていただきます。
こんにちは。
東京映画祭以外でもたくさんの賞を取っていますよね。
僕もすごい作品だとは思いましたが一般ウケはしにくい
作品なのかもしれませんね。
特別感動したりするものではないですから。
僕も吹石さんはこっちの方が好きでしたw
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!