STATE | ENTRY | <<前の記事 | トップ | 次の記事>> |
|
スポンサーサイト
|
|
『BIG RIVER』
風景美 2006/05/27公開 (公式サイト)(壁紙あり)
物語度 満足度 【監督】舩橋淳 【脚本】舩橋淳 【出演】 オダギリジョー/カヴィ・ラズ/クロエ・スナイダー <ストーリー> 米アリゾナ。4日間の出会い。それは人生を変える“旅”だった。 アリゾナの砂漠のど真ん中、日本人バックパッカーの哲平(オダギリジョー)は立ち往生した車に乗っていたパキスタン人のアリ(カヴィ・ラズ)と出会う。アリは消息の途絶えた妻を捜すためにアメリカへ来たのだった。車の修理を手伝ったお礼にアリの車に同乗した哲平だったが、しばらく走ると2人を乗せた車が完全に壊れて動かなくなってしまう。偶然遭遇した若いアメリカ人女性のサラ(クロエ・スナイダー)に助けられた2人は、その夜サラの家に泊めてもらうことに。アル中の祖父とともに、移動式トレーラーで暮らしているサラは、自由気ままに世界中を旅する哲平に惹かれはじめる…。 つかの間の出会いが強い結びつきとなり、3人の4日間の旅は始まった一。 (CINEMA TOPICS ONLINEより) 人気ブログランキング参加中♪ ポチッとして頂けると嬉しいです →日本映画ランキング ↓オダギリジョー関連の書籍はこちら♪↓
<感想>
やっと観てきました!すごく観たかったけど、なかなか観る機会がなかったんですよね。だけど今週一杯で上映終了だったので慌てて鑑賞してきました。 観にいった日は福岡がすごい豪雨の日でした。風も強かったので傘を差していても駅から映画館までの間に全身ビショビショ(涙)。川のようになった道路を歩きながら「なんでこんな時に映画を観にいってるんだろう??」と心が折れかけてました。客はいないだろうと思っていましたが、20人くらいロビーで待っていてビックリ!皆さん同様に苦労してやってきたようで、共に戦った戦友のような微笑で迎えてくれました(笑)。タオルを貸してくれたりしてちょっと仲間意識が芽生えました♪ 服とズボンはビチョビチョだったので映画に集中できるかかなり心配でした。その前に別の映画館で『カーズ』を観たんですけど、W杯での寝不足が祟ってかなりウトウトしました(mー_ー)m.zZZZ とても楽しい映画だったんですけどね。 だからこの映画はかなり不安でしたが、全く問題なかったです!すごく惹き込まれてあっという間に終わった感じでした。個人的にはかなり好みな作品でした。どこが好きかと言われると答えにくいですけど、雰囲気というか不思議な魅力がある映画でした。ただ、終始ダラダラでストーリーもあってないようなものなので、刺激的な映画が好きな方には退屈で眠い映画だと思います。好みはかなり分かれるでしょうね。 アリゾナの砂漠で偶然出会った、日本人バックパッカーの哲平と妻を捜しにやってきたパキスタン人のアリ、アメリカ人女性のサラの3人の旅のお話。9.11直後に起こった事件(イスラム教徒でもないのに、ただターバンを巻いていただけで銃殺された)がきっかけで企画が生まれたそうです。 解説がパンフレットの監督インタビューにあったので抜粋しますね。 「同時テロ後のアメリカを題材にした作品は多くありますが、人種間の差別、文化間の摩擦を、ぎすぎすした穏やかでない空気と、その衝突=暴力や戦争とともに描くというものが殆どでした。それに対し、現実に起きた事件の再現ではなく、現実の延長のようでどこか現実離れしている仮想状態としての映画があっても良いのではないか、と。人種、言語、信条(宗教)の異なるキャラクターがその違いを超え、ある純粋な関係を見つめ直す時間を描いてみようと思った。」 ということです。現実の延長だからこんなにゆったりとした映画になったんでしょうね。リアリティがあるというか等身大な感じがしました。 哲平とサラの淡くて歯がゆいラブストーリーも結構好きでした。出会った直後からサラの哲平を見つめる表情が印象的だったので、気になっていたんですよね。モーテルで2人きりになってキスするシーンはかなりドキドキしましたw美男美女だからすごく画になりますね〜。一夜を共にした後のサラの幸せそうな表情も印象的でした。「しばらく一緒に旅行したい」というサラに素っ気なく曖昧な返事しかしない哲平。「オダギリジョーも実際はこんな奴っぽいなぁ」なんて勝手な想像をしながら観てました(*`∧´)/ コラー 哲平をオダギリジョー本人として見てしまうくらい自然な役だったんですよね。全く背景が分からなくて、何を考えているか分からない雰囲気を持つ青年。この映画の日本人の役はオダギリジョーじゃないとだめだろうなと思いました。私生活が想像できなくて、固定されたイメージのない彼だからこそ何の違和感もなく観れたのかなと思います。キャラとしては「哲平という個人」である前に「日本人の青年」に重心が置かれているのはすごく感じました。サラに対してはっきり意思表示しないのは日本人らしい(笑) サラ役のクロエ・スナイダーさんは初めて見たのですが、モデルもしているだけあってすごくキレイ!ずっと釘付けでしたよw個人的には彼女とオダギリジョーをボンヤリ眺めているだけで満足でした(*^.^*)エヘッ ラストのシーンは結局どうなったんだろう?追いつきそうで追いつけないような微妙な感じ。僕個人としては彼らがその後も一緒に旅を続けて欲しいと思ったので、哲平がサラを追いかけた時は嬉しかったです。でも映画の面白さを考えると、哲平が追いかけなかった方が切ない余韻が残って良かったかもと思いました。 3人それぞれには留まるべき居場所がなかったんですよね。何かが足りなくて、理想を探し求めたり現実から逃げ出したりしている。そんな3人だからこそお互いが補い合って絶妙ななバランスが取れていたように見えました。 アリゾナの風景映像もすごく美しくて印象的でした。穏やかで優しくて、お気に入りの映画になりました☆ 予告で『ゆれる』と『パビリオン山椒魚』を観ました。『ゆれる』はかなり面白そうだけど『パビリオン山椒魚』はどうなんだろう??かなり笑えるか意味不明かって感じ(笑)。どっちにしても楽しみではありますけどね♪ ☆参考になったり共感できた方 ココをポチッとお願いします より詳しい最新映画・芸能情報、人気ブロガーの感想は 人気ブログランキング or にほんブログ村へ ☆オダギリジョー・ランキング☆ 【関連記事】 ・オダギリジョー最新情報・壁紙・動画はこちら ↓オダギリジョー関連商品はこちら↓ |
|
スポンサーサイト
|
トラックバック、ありがとうございました。
広大な景色が素敵で旅に出たくなるような映画でしたねっ!!!
オダジョーさんの山椒魚・・・の前評判が良いので、楽しみでしょうがないです!!!
パンフを買っておかなかったこと、ちょっと後悔です。掴み所が難しいんですが、風景と登場人物がとても心に残りました。
「ゆれる」はかなり評判高そうですね。「パビリオン山椒魚」は予告編が気に入りました、どちらも楽しみです。
はじめまして♪
こちらこそコメントありがとうございました!
ほんと景色が素敵で憧れますよね〜
「山椒魚」評判がいいんですね!
「ゆれる」もあるし楽しみですね☆
こちらこそありがとうございます♪
パンフを買わないと分からない部分も
あったので買って良かったです。
かのんさんがブログで仰られていた西部劇の部分も
少しパンフレットに言及されてましたよ。
僕はイマイチ理解できませんでしたが(苦笑)
すごくたくさん映画をご覧になっているんですねぇ。
これからも見に来ます!
「ゆれる」、もう始まったんですね。
「ゆれる」の予告編でも
「うわぁぁぁぁーーーーーーっ」って叫ぶシーンがあって、
(この人いつもキレてるなぁ)って冷静に思ってしまいました。笑
でもオダジョーの大ファンなので次の2本も楽しみです♪
邦画をたくさんご覧になっているんですね。いろいろと感想を拝見し、楽しませていただきました。BIG RIVERは観た時は「退屈すぎる!」と思ったんですが、1ヶ月近くたって妙にいろいろな場面を思い出すことがあります。時間をかけてじわじわと来るものがある映画だなと…それもまた映画の楽しみのヒトツかなと思ってます。
またお邪魔させていただくつもりです(今日から「ゆれる」ですし)。どうぞよろしくお願い致します。
私もこの映画、気に入っています。サラと哲平の微妙な関係も、見ていてずっとやきもきしました。
哲平はオープンなようでいて、自分の内側に入られるのは苦手なのだろうなあと、感じてしまいました。
それにしても凄い日に観に行かれたのですね。
観客さん同士が戦友のように思えるというのも、なんかいいですねー。
他人と繋がりたく思えるような映画でしたしね♪
こちらこそコメントありがとうございます!
また是非遊びに来てくださいね〜♪
「ゆれる」はちょうど今日から公開してますよ。
確かにいつも狂ったように叫んでますよね(笑)
僕もすごく楽しみにしています!
こちらからTBさせて頂いたんですけど、
どちらのまいこさんか分からなくて(ノд・。) グスン
次回、コメントにURLを残していただけると
僕もまいこさんのブログに遊びに行きます☆
はじめまして♪
いえいえ、TB&コメント本当にありがとうございます!!
僕はなぜかツボだったんで惹き込まれましたけど
普通に観たら退屈な映画でしたよね。
でも仰るとおり後からじわじわくる余韻があって
良かったと思いました。
また遊びにいらして下さいね☆
ほんとすごい日に行ったんですよね(苦笑)
靴もビショビショだったんで映画館では裸足でした。。
でも他のお客さんと心が一つになれましたw
>自分の内側に入られるのは苦手
ほんとそうでしたよね。
だからサラのお父さんが言った
「俺のバーガーは、お前のバーガーだ」
ってセリフがすごく印象的でした。
日本人と違ってオープンだなと。
そう、オダギリジョーってこんな感じの人かもー
私もそういう気がしましたよ
このなんかつかみどころのない青年
うんうん、確かに日本人らしいかもしれないですねー
「ゆれる」は絶対観ますよー!楽しみです♪
遅ればせながらトラックバック、
ありがとうございます!
最近のオダギリさんは、個性的な
役柄を積極的に演じていますね〜。
そう考えると“BIG RIVER”の哲平役は、
正統派な役どころだったような印象もします。
“ゆれる”は、ワタシも個人的に
楽しな作品です♪
“東京タワー”の主人公も演じるということで、
これからますます、彼の活躍を楽しみに
しています☆
演技じゃなくて素に観えてくるんですよね〜
ちょっとイカれた感じも似てるかもなんて(笑)
実際のオダギリさんは知らないですけど。。
「ゆれる」楽しみですね〜
僕の地元はまだ公開が先みたいなので
すごく待ち遠しいです(TmT)
こちらこそありがとうございました!
そうですね、確かに今回は正統派でしたね。
だから役と本人がかぶって見えたんでしょうね。
こういう普通のオダギリさんも大好きです☆
「ゆれる」も楽しみですし「東京タワー」も楽しみ♪
これからもまだまだ楽しませてくれますね!
監督曰く、テーマが米国のテロ以降の異民族間の人と人との交流を画きたかったらしい〜のですが…それが、さり気無くですが表されていたと思いました。特に警官の訊問のシーンから〜ですが…
こんばんは。
コメントありがとうございます!
あの大自然は凄かったですよね〜
スケールが大きくて、やっぱり日本じゃ撮れないですね。
確かにオダギリさんファンには物足りないかもしれないw
単独主演って感じじゃないですもんね。
僕も雰囲気など大好きな映画でした☆
警官のシーンは異民族のことを描いている感じでしたけど、
そこまで強烈に描いてはなかったですよね。
僕的にはそのくらいがちょうど良かったですけど。
>僕的にはそのくらいがちょうど良かったですけど。
私もテーマをその様にさり気無く、伝えているのがとても好感持てました。やはり日本人の監督が画くとこうなるのか?!とも…
例えて言うなら、洋食の脂っこいしつこさよりも和食のアッサリ系…と言う感じですかね〜
食事や西部劇の場面といい、そのさり気無い演出こそが心に残るものなのかなぁ…とも感じています。
そういう意味で私もパンフ買っといて良かったと思いました。
いろいろな象徴的なシーンを巧く組合せている〜と感じましたし…
兎に角、終った後もいろいろ思い出され、印象深い良い映画でした。
こちらこそお返事いただいてありがとうございます!
ほんと仰るとおりです!
和食のアッサリ系いいですよね〜。
僕はこのアッサリ感が大好きで邦画ばっかり観ちゃうんです。
僕も今回はパンフ大活躍でしたよ。
すごく理解を深めてくれました。
パンフ見ないと分からないところはありましたね。
深層を理解したらまた観たくなりましたw
最近、『ビッグ・リバー』見ました。
私も以外にも引き込まれて見ていました。
乾いた感じとか、オダジョーのそっけない感じとか、ほんのり3人が仲良くなるところとか。
でも、なかなか文章に表しにくくって、そうそう!と頷きながらこーいちさんのレビュー読ませていただきました。
3人で並んでボンネットに座っているシーンが好きですね。
ぜひパンフなどでもっと深めてみたいものです。
TBよろしくおねがいします。
こんにちは♪
TB&コメントありがとうございます!
淡々としてるんだけどその乾いた感じが心地良かったりしますよね〜。
僕も3人でボンネットに座るシーン好きですw
というかサラと哲平が美男美女だから画になってて見惚れてしまいます。
パンフに載ってた監督のコメントなんかも興味深かったので
是非読まれてみてください☆
"gooブログ"などここからTBできないブログは別ブログからお返しします!!